
「35兆円」
これ、来年度(令和8年度)の厚生労働省の予算案の総額です。 過去最大だそうですが、桁が大きすぎてピンときませんよね。
「国の予算なんて、うちの町工場には関係ないよ」 もしそう思われているとしたら、少しもったいないかもしれません。
実はこの予算の中身を紐解くと、「中小企業が抱える悩み」を解決するための資金がたっぷりと確保されているんです。
今回は、関市で製造業や建設業を営む経営者様に向けて、膨大な資料の中から**「これだけは知っておいてほしい!」という3つのポイント**を厳選して解説します。
令和8年度、経営者が押さえておくべき3つの変化
国のメッセージは明確です。「賃上げ」と「人手不足対策」に取り組む企業を全力で応援する、という姿勢が見て取れます。
① 「賃上げ」への支援がさらに手厚くなります
「材料費も上がっているのに、賃上げなんて無理だ…」 そんな悲鳴が聞こえてきそうですが、今の時代、賃金を上げないと人が採れないのも事実ですよね。
そこで国は、**「賃上げ支援助成金パッケージ」**として、なんと1,300億円以上(昨年度比増)の予算を用意しました。
特に注目なのが**「業務改善助成金」**です。
- 事業場内の最低賃金を上げる
- 生産性向上のための設備投資(機械の導入やシステムの改修など)を行う
この2つをセットで行うと、設備投資にかかった費用の一部を国が助成してくれる制度です。 「給料を上げるだけだと会社が苦しくなる。だから、機械を入れて効率も上げよう。その費用は国が出すよ」という仕組みですね。これを使わない手はありません。
② 「人手不足」は“育てる”と“定着”で解決
「募集をかけても若い子が来ない」という悩みには、今いるスタッフや非正規の方に活躍してもらうのが一番の近道です。
ここでも助成金が拡充されています。
- キャリアアップ助成金: パートさんや契約社員さんを「正社員」にする時に使える助成金です。
- 人材開発支援助成金: 従業員に研修を受けさせてスキルアップさせる時に使えます(建設業の重機免許取得などにも!)。
「人を育てるのにお金がかかる」ではなく、**「人を育てると助成金がもらえる」**という発想に切り替えていきましょう。
③ 令和8年7月の「法定雇用率引き上げ」も忘れずに
以前のブログでもお話ししましたが、令和8年(2026年)7月には障害者の法定雇用率が**2.7%**へ引き上げられます。
今回の予算案でも、障害者雇用に関する支援(就労支援や定着支援)にしっかり予算が割かれています。 「うちは現場仕事だから難しい」と諦める前に、どのような業務なら任せられるか、一度棚卸しをしてみませんか?
「うちの会社で使えるものはある?」と思ったら
国の制度は、知っている人だけが得をするようにできています。 でも、申請書類は複雑だし、要件も毎年変わるので、本業でお忙しい社長が全てを把握するのは不可能に近いですよね。
だからこそ、私たちがいます。
「とりあえず、うちの会社の状況を見てほしい」 「使える助成金がないか診断してほしい」
そんなご相談は大歓迎です。
オンラインも便利ですが、私は「訪問」にこだわります
最近はZoomだけで完結する事務所も増えていますが、私は関市や周辺地域(岐阜・愛知)の企業様のもとへ、直接伺うことを大切にしています。
工場の音、現場の空気、そして社長の表情。 それらを肌で感じないと、本当に御社に合ったアドバイスはできないと考えているからです。
令和8年度、変化の波を一緒に乗り越えていきましょう。まずはお気軽にお声がけください。


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