【導入】 経営者の皆様、いつもお世話になっております。 飛騨屋社労士・行政書士事務所の平下です。
連日ニュースで「過去最高の賃上げ」が報じられていますが、中小企業や小規模事業者の方々からは「大企業とは違う。原資がないのに、どうやって給料を上げればいいんだ!」という切実な悲鳴が聞こえてきます。
しかし、「うちは無理だ」と諦めるのは少しお待ちください! 実は厚生労働省も、「ただ給料を上げろ」と無茶ぶりをしているわけではありません。賃上げとセットで「会社の生産性アップ」に取り組む企業を全力で支援するための、『賃上げ支援助成金パッケージ』という手厚い予算(令和8年度)を用意しています。
今回は、このパッケージの中から、中小企業が絶対に活用すべき「3つの目玉助成金」をプロの社労士が分かりやすく解説します!
目玉①:設備投資で利益率を上げる!「業務改善助成金」
「時給を上げたいけど、利益が圧迫される…」という企業に最もおすすめなのがこの助成金です。 社内の最も低い時給(事業場内最低賃金)を一定額引き上げるのとセットで、業務を効率化するための設備投資を行った場合、その機械やシステムの導入費用を大幅に助成(最大数百万〜数千万円規模)してくれます。
- 対象となる設備の例: 最新のPOSレジシステム、飲食店の配膳ロボット、建設業の重機やリフト、顧客管理のクラウドソフトなど、「会社の生産性が上がるもの」であれば幅広く対象になります。 どうせ最低賃金が上がるなら、欲しかった設備を国のお金で導入して、少ない人数でも利益が出る体質に変えてしまいましょう!
目玉②:パート・アルバイトの時給アップを現金化!「キャリアアップ助成金」
非正規雇用(パート、アルバイト、契約社員等)のスタッフを多く抱えている企業に必須の助成金です。 従業員の基本給(賃金規定)を「3%以上」または「5%以上」ベースアップした場合に、引き上げた人数に応じて数十万円〜数百万円のまとまった助成金が会社に支給されます。
毎年秋に最低賃金が改定されますが、それに巻き込まれてただ時給を上げるのは大損です!事前に社労士と計画を立て、この助成金の要件を満たす形で計画的に賃上げを行うことで、賃上げによるコスト増を助成金でしっかりカバーすることができます。
目玉③:人も育てて設備も買う!「人材開発支援助成金」
「新しい事業を始めるために、従業員に研修を受けさせたい」という企業を支援する助成金ですが、令和8年度のパッケージではさらに強力に拡充されています。
研修にかかる費用や、研修中の従業員の賃金を助成してくれるだけでなく、「研修で得たスキルを活かすための機械・設備」を購入した場合、その購入費用もセットで助成(50%・最大150万円等)してくれる新コースが注目されています。「人材育成」と「設備投資」をダブルで国が後押ししてくれる、まさに攻めの経営にぴったりの助成金です。
結論:賃上げのピンチは、助成金で「会社を強くするチャンス」です!
「賃上げ」は会社にとって大きな負担(ピンチ)に見えますが、発想を逆転させれば、国のお金を使って「欲しかった設備を入れる」「従業員のモチベーションと定着率を上げる」最大のチャンス(投資)でもあります。
「うちの会社で使える助成金はある?」 「こんなシステムを入れたいんだけど、対象になる?」
そうお考えの社長様は、予算がなくなってしまう前に、ご活用ください。


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