現場の「OS」は古くなっていませんか?
「うちの工場長(職長)はベテランだから、現場のことは全部任せてあるよ」
関市の製造業の社長とお話しすると、こう仰る方が多いです。 確かに、技術や経験は宝です。しかし社長、**「安全の基準」**も昔のままで止まっていませんか?
- 「俺たちの頃は、保護メガネなんてしてなかった」
- 「見て覚えろ、が当たり前」
もし現場のリーダーが、この感覚のまま令和の若手や外国人スタッフを指導していたら…それは**「事故の時限爆弾」**を抱えているのと同じです。
今回は、意外と知られていない**「職長の再教育(能力向上教育)」**について解説します。
1. 法律は「5年ごとの再教育」を求めています
「職長教育」といえば、職長に任命された時に受ける「2日間の講習(合計12時間)」が有名です。これは義務なので、皆さんやっています。
しかし、労働安全衛生法では、その後も**「概ね5年ごと」に、「能力向上教育(再教育)」**を行うよう求めている(努力義務)ことをご存知でしたか?
なぜなら、5年も経てばこれだけ変わるからです。
- 機械の変化: 新しい設備やロボットが入ってくる。
- 人の変化: 高齢者が増え、外国人が増える。
- 法律の変化: リスクアセスメントや化学物質のルールが変わる。
「10年前に免許を取ったきり」のドライバーが危ないのと同じで、職長も定期的な「免許更新(再教育)」が必要なのです。
2. 職長は今、「板挟み」で苦しんでいます
頂いた資料のアンケート結果を見ると、今の職長さんが抱える「悩み」が浮き彫りになっています。
- 「部下(若手・外国人)とのコミュニケーションが難しい」
- 「生産ノルマと安全管理の両立がきつい」
昔のように「黙って俺についてこい」では通用しません。 部下の話を聴く力、わかりやすく教える力、そしてリスクを見抜く力。 これらを「精神論」ではなく「スキル」として学び直す場が、能力向上教育です。
再教育を受けさせることは、社長から職長への**「現場を任せているぞ、応援しているぞ」という最強のメッセージ**になります。
3. 「現場力」を上げるのは、社長ではなく職長
「最近、ヒヤリハットが増えてきた」 「不良品が減らない」
もしそう感じているなら、それは職長のスキル不足ではなく、**職長の「知識の陳腐化」**が原因かもしれません。
外部の講習に行かせるのも良いですし、講師を呼んで社内で研修をするのも効果的です。 「今の時代の安全管理」を職長が持ち帰れば、現場の空気はガラリと変わります。
まとめ:現場のリーダーに「武器」を持たせよう
職長は、経営者(社長)と作業員をつなぐ重要な「結節点」です。 ここが弱ると、会社全体が弱ります。
「うちは、職長の再教育なんてやったことないな…」 そう思われた社長、今がチャンスです。
- どんな講習を受けさせればいいの?
- 職長教育に使える助成金はある?
そんな疑問があれば、飛騨屋社労士事務所にご相談ください。 御社の現場に合わせた「リーダー育成」をサポートします!


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